2015/06/01

【建築家のコラム】Vol.14

2015.6

先日は「建築家・田中敏溥 作品展」に、多数ご来場していただきありがとうございました。
講演会に参加していただいた方には、田中敏溥の人となりをほんの少しでも感じていただけたのではないでしょうか。
私が田中事務所に勤めはじめた頃、田中さんが私達スタッフによく言っていたことがあります。
設計する上で得意なことを何か一つでもつくるといいよと。
田中さんは若い頃、樹木の種類を覚えるため調布市にある「神代植物公園」に通ったそうです。
そこは大変広く沢山の種類の木や植物があるので、1年を通じてどのような変化をするのか調べることによって多くの樹種を覚えたそうです。
○○のことなら△△君に聞けばいいと言われることは、とても自信につながるということでした。
私も建具表で苦しんでいた時でしたので、神田にある錠前メーカーの「堀商店」や、赤坂にあった建具金物の「清水商店」といった老舗に何度か通った思い出があります。
またこんなことも言っていました。
新しい設計の仕事が来たら、何か一つでいいから新しいことをやろうと。
これはなかなか難しいことです。
時間にも追われますし、そもそも新しいことがそんな簡単に思いつくはずがありません。
ではどうすればいいのか?
例えば映画好きの人には不思議と映画の情報が入ってきます。
皆さんにも覚えがあると思いますが、好きなことや気にしていることはいつでも無意識に受信していることを。
それと同じでいつも気にかけていると思いがけずヒントが見つかる。
そしてこんどやってみようかと。
結局いつも設計の事を考えているしかないようです。

みずさわ
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