スタッフの家づくり Vol.11 心地よい住まいを求めて その4

前回の記事の続きです。
冬場の「そよ風」のしくみを見ていきたいと思います。

■冬場のそよ風
冬の「そよ風」の動きはチルチンびと読者や建築雑誌をお好きな方は比較的知っている人も多いかもしれません。
屋根面で集熱して、ダクトを通じてファンで暖かい空気を床下に送り込む仕組みです。
屋根下の空気が流れる道をつくるのですが、そこに「採熱板」というものを設置します。

これが「採熱板」↓↓↓
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採熱板は空気の流れを遅くさせる役割を果たします。
特殊な形状により取り入れた空気は蛇行し、渦を発生させます。
発生した渦により、取り入た空気は2枚の熱を持った鉄板にふれてゆっくりじわじわ暖まっていきます。
屋根上にガラスを載せて集熱させる方法もありますが、ガラスなしで集熱できるのであればそっちのほうがいいかなと。
いかにもソーラーを載っけてます!よりは見た目は普通の家と変わらないけど、実はソーラーシステムが使われている家!のほうが個人的には好みです。
外観もスッキリしますしね。
ガラスを載せる場合は工事上もメンテナンスの点でも難しいようです。

ご覧の通り、見た目はソーラーの気配はありません↓↓↓
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屋根材には非遮熱タイプのガルバリム鋼板を使用しています。
遮熱タイプのガルバリウム鋼板だと、熱を反射して屋根面が十分暖まらないようです。

冬の朝、日射があり棟の温度が28℃以上になると、取込みファンがまわって温風を取込み、家の隅々まで温風が行き渡ります。
また循環運転も可能で、天井に上昇した暖気を回収して床下に送り込むことで、室内の1階2階の温度差を緩和し、エアコンやストーブの熱を家全体に行き渡らせることができます。
新潟の場合は雪も積もりますし、真冬はどちらかというとこの循環運転がメインになりそう。
でも雪の降る前の11~12月、雪解け後の3月~4月も肌寒い日はありますから、そんな日は太陽の有難さを実感できそうです。

冬場の「そよ風」の動きをまとめるとこんな感じ↓↓↓
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*画像は環境創機さん発行 「《そよ風》が好き。」よりお借りしました

夏と冬の「そよ風」の動きをみてきましたが、自然の力を借りたシステムのため、天候によってはあまり効果が得られない日もありそうです。
けれど、自然の豊かさを改めて感じることはできると思っています。
風を感じた時の爽快感、お日様も浴びた時のぬくもり...
周りの自然豊かな環境と調和しながら、心地よい住まいを実現してくれる、その一躍をかってくれると期待しています。

以上、わが家の「心地よい住まいを求めて」でした。

スタッフの家づくり Vol.10 心地よい住まいを求めて その3

わが家の心地よい住まいを実現するために、「そよ風」システムの導入を決めました。
今回はパッシブソーラーシステム「そよ風」について書きたいと思います。

■そよ風とは?
太陽の熱エネルギーや放射冷却など、自然の力を有効利用する方法の一つです。
「そよ風」のシステムは、屋根面で集めた太陽の熱を床下のコンクリートに蓄熱させたり、屋内のこもった熱気を屋根面に排出するシンプルな構造。
床下に集めた熱を送ったり、こもった熱気を外に出すためにファンを利用しますが、その電気代は電球一個分程度とのこと。
とても家計にやさしそうです。

■夏場のそよ風
夏の日中は室内のこもった空気を軒先の取入口へ吹き出すことで屋根の熱を抑えることができます。
2階や小屋裏などはどうしても屋根からの輻射熱を感じてしまうもの。
夏場の「そよ風」は室内の空気を吸って外に排出すると同時に屋根を冷やしますので、輻射熱を低減してくれる効果が期待できます。
また夜は金属屋根で冷やされた空気を屋内へ取り込みます。
「放射冷却」というフレーズを耳にしたことがあると思いますが、例えば夏の朝、外の車の屋根にびっしりと露がついているのがこの現象です。
放射冷却により金属製の車の屋根がまわりの空気より冷たくなり、大きな温度差が生じて結露が発生します。
この現象を利用して、冷たくなった金属屋根の裏側の空気を屋内に取り込みます。

夏場の「そよ風」の動きはこんな感じです↓↓↓

夏の「そよ風」 日中
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夏の「そよ風」 夜
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*画像は「そよ風」の会社 環境創機さんからお借りしました


わが家も2階が主な生活空間になりますから、夏場の「そよ風」の動きが涼しい居住空間を作る役割の1つになってくれそうです。
また1階が寝るスペースになりますから、心地よく寝れる環境を作ってくれそうです。

次回は冬の「そよ風」についてです。
つづく。

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スタッフの家づくり Vol.9 心地よい住まいを求めて その2

前回の記事では「心地よい住まい」についてまとめてみました。
わが家の場合は、「家づくりの要望(過去の記事① 参照)」を満たし、
プラスして
・夏は涼しく、冬は暖かい
・家中に新鮮な空気が流れている、循環している
・家中が同じ温度で保たれている


こんな住まいが理想形でした。
今回はそのプラスの部分を掘り下げてみようと思います。


■夏は涼しく、冬は暖かい
日本にははっきりとした四季があります。
また私たちが暮らす新潟にも地域特有の季節を感じることができます。
その中で、「暑い」とか「寒い」、または「暖かい」や「寒い」は個人差はあるものの、みんなが肌で実感する環境です。
「心地よい住まい」を考えるうえで、その環境はとても大事な要素になります。
ちなみに私はとても寒がりで冷え性。
寒い冬に暖かい部屋でくつろげる、暑い夏に涼しい部屋で過ごせる、そんな家が理想です。


■家中に新鮮な空気が流れている、循環している
わが家は現在アパート住まい。
妻も仕事をしているので、日中は留守がちです。
これから梅雨、湿気の多い時季です。
毎年わが家の湿度計は70%以上になる日も珍しくありません。
雨が降ると風も止まりがち。
仕事から帰宅すると、家の中がむわーっと蒸し暑い。
家の中の空気も淀んでるなーと感じます。
留守中でも新鮮な空気が家中を流れている、そんな家が理想です。


■家中が同じ温度で保たれている
結婚を機に実家を出てアパート住まいになりました。
実家は築40年以上前の木造の建物で、アパートは某ハウスメーカーの建てた築9年の軽量鉄骨の建物。
時たま実家に帰って感じることは、とにかく「寒い!」
実家暮らしのときも寒さは感じていましたが、一度出てみると寒さの感じ方がすごいです。
当然アパートの性能のほうが勝っているわけですから、その温度に慣れてしまっているわけですね。
特に冬場のお風呂。
寒くて仕方がないです。
夏場の2階、暑いです。
快適に過ごせる場所が限られている感じです。
家の中の温度差が少ない、温熱環境のバリアフリーが整えられている、そんな家が理想です。


長くなってしまいました(汗)
わが家の理想の「心地よい住まい」はこんな感じです。
今回「心地よい住まい」を実現してくれそうなあるシステムを導入することになりました。
水澤さんからも以前から進められていた「そよ風」というパッシブソーラーシステムです。

次回はその「そよ風」システムを紹介します。

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マリーのドレス

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今、新潟県立万代島美術館では
「マリメッコ展」が開催されています。

マリーのドレスという意味を持つ「マリメッコ」
誰もが1度は目にしたことがある
「ウニッコ(ケシの花)」をはじめ
フィンランドの伝統的なモチーフや自然に着想をえた
大胆でカラフルなデザイン。

家にあった本を引っ張り出して
予習をしてから出かけました。

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迫力のファブリック、ヴィンテージドレス、
デザイナー直筆のスケッチなど、
時代を超えて愛されるデザインがそこにはありました。

同じ柄でも、
配色の違い、配置の違い、大きさの違い
でガラリと雰囲気を変えるデザイン。

まだまだ見たことのない「マリメッコ」を
たくさん見ることができて、
とても魅力的で興味深かったです。

「マリメッコ展」は6月11日まで開催されています。

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スタッフの家づくり Vol.8 心地よい住まいを求めて その1

「心地よい住まいは?」と聞かれたとき、どのような住まいを想像されますか?
なかなか漠然とした質問ですが、おそらく想像される住まいは皆さん十人十色だと思います。
改めて「心地(ここち)」という言葉を辞書で調べてみました。

心地=外界からの刺激に対して起こる心の状態

なにか自分の好きなものに囲まれていたり、見れたりするだけでも「心地よい」と感じるのかもしれません。
例えば、
「ガーデニングを楽しむ家」=庭いじりが好きな人には心地のよい住まいですね。
「ガレージのある家」=これも車やバイクを愛する人には心地のよい住まい。
「薪ストーブのある家」=これも愛好家にはたまらなく心地よい住まい。

数え上げればきりがなさそうです。
では、わが家にとって「心地よい住まいは?」と考えた時、それは「家づくりの要望+α」を満たした住まいかなと思いました。
+αの部分というのは、家づくりを考えている人が共通して持っている要望、もしくは無意識に思っていることかなと思います。
家はこうあってほしい」的なことです。

わが家の「こうあってほしい」をまとめてみました↓↓↓

■夏は涼しく、冬は暖かい家
■家中に新鮮な空気が流れている、循環している
■家中が同じ温度で保たれている

誰しもこんな家だったらいいなぁと思うようなことばかり。
次回はもう少しこれらを掘り下げていこうと思います。

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